SURVIVAL
もし現在の物質社会を抜け出して無人島で生活することになったら…を仮想してみました
 いそがしく毎日を送っているあなた ひととき時間のない冒険の旅に出てみましょう


BGM


生活 海でのハンティング 気象 方位を知る

<生活 1>

まず何を …
無人島に着いたら、まずネグラを探そう。条件は湿気のある場所は避けて谷沿いや山腹の岩がヒサシ状になって突き出ている所を捜す。雨から身を守ることができる。大きな木の穴は湿っぽくて、見たこともない虫がいるからよそう。
海岸近くの侵食された崖も捜す。人の住めるくらいの窪みが岸から離れた所にあれば理想的だ。見つかったら、まず穴の中で焚き火をし、煙でいぶして虫などを追っ払う。

手頃な洞窟がないときは岩の淵や大きな石を一方の壁にして岸壁小屋を作ってみよう。まず二本丸太のような木を探して岩に立てかけ、横木を何本か立てかけた柱に渡して縛る。下の段から草や枝の一方を折って横木にひっかけて乗せていくと、岸壁にもたれた肩屋根の小屋の完成だ。

かまどを作る
一番簡単なのは同じ大きさの石を三個ひろってきて三角形に置き、その上にフライパンや鍋をのせて火を燃やす。風はどの方向から吹いてきても風上になる方から燃料をさし込めばよい。手頃な石の見つからない海辺では二十センチくらいの深さの溝を作る。そのとき風上の方を少し深く掘ってそこにオキを貯えるようにする。溝の長さでかまどの大きさを調整できる。
石油カンのような大きなカンがあれば、空気の通りをよくするために回りに風穴をあけただけでかまどができる。

食器を作る
ほとんどの食器は空き缶を利用すればいいが、熱い物を食べたり、飲んだりするときに持てなくなったり、口を火傷したりする。

空き缶 大きな空き缶は針金でとってをつければ鍋になる。空き缶の底に無数の小さな穴をあけ、缶の真ん中あたりに穴をあけて木の枝を差し込んでとってにする。これにお茶の葉を入れるときゅうすになる。切り口をならしてコップ、茶碗に使う。内側から穴を無数にあければ、おろし金、魚のウロコとりになる。

 平べったい石は皿や、フライパンになる。

 竹を縦に割ると皿ができる。節の上から横に切るとお椀ができるし、サラダボールにもなる。細長いものはコップや箸立てになるし、縦に細く削れば箸や竹串ができる。飯ごうのかわりに竹筒の中に米を入れて炊くこともできる。細工してスプーン、フォーク、ナイフを作る。

 大きな二枚貝がとれたら、そのまま皿に、割ってナイフに。

塩を作る
トタン板を砂浜に置き、その上に砂を薄く敷いて海水をかける。トタンがないときは、なるべく平らな岩を捜す。砂が乾いたらまた海水をかける。これを何回も繰り返すと砂には濃い塩分が含まれることになる。
この砂を鍋に入れ少量の海水を加えて火にかけると、塩分は水に解けるから、その湯をとり、この濃い塩水を再度煮る。そのとき蓋の内側にタオルをはって鍋にかけると蓋に水滴がつき水がとれる。・・・この作業を繰り返すと固体の食塩ができる。



<生活 2>

マッチがなかったら
いちばん簡単なのはレンズで太陽の光を集めて火を起こせばいいが、レンズがない場合や太陽が照っていないときは摩擦熱で火を起こす。まず乾燥した木と平らな板を拾ってくる。板の1ヶ所にくぼみをつくり、木の先端をキリ状に細工して激しくキリモミするとやがて煙りがしだすから、そこへ削りカスや燃えやすい枯葉などを入れ発火させる。

ヤカンがなかったら
ヤカンがなくて湯を沸かすには竹を利用するのが一番だ。まず竹を切ってきて竹筒の中に水を入れ、たき火のまわりに立てかける。このとき火に近づけ過ぎないように。
空き缶があれば、その中に火で焼いた石を入れ、水の入った容器につけると熱湯になる。飲料水以外はそのまま焼け石を放り込む。

食料の保存
貴重な食料は捨てずに保存しよう。肉、魚類は火を通してポリ袋や竹で容器を作り保存し、日陰で風通しの良い所に吊るすか土、砂を掘って食料倉庫を作る。川がある所は流されないようにすればよい保存場所だ。海の中は、夏場など海水温度が高く潮の満ち引きがあるので不適当だ。保存したものを食べるときは、再度火を通して食べれば大丈夫だ。いやな臭いがしたら、腐敗が始まっているので、捨てるか、他に食料がない場合は、火をよく通し、少しずつ食べてようすをみる。

火の保存
マッチがないのに火を起こすのは大変だ。一度火を起こしたらその火を保存しておこう。

火縄 植物の繊維をよく乾燥させ火縄を作り、風の入らない場所に吊るして火をつけておく。縄の所々に油をしみ込ませておくと途中で消えることもなくなる。

火鉢 20cmくらいの穴を掘り、底とまわりを平たい石で囲み、灰を入れる。消炭を炭がわりに入れておき 灰をかぶせておけば2〜3時間はもつ。(燃えきった木が炭火になるが、これをカンに入れフタをして炭火を消すと消炭になる。木は堅いもののほうがよい。長持ちするし、後に炭火がたくさんとれる。)

ランプ 油やローソクがあればランプを作り火をともしておく。ジュースの空き缶にアルコールか油を入れて、糸か布をよって芯を作り穴に差し込んでおく。風が吹くと火が消える恐れがあるので、底を割ったビンをかぶせる。ローソクを使うときは底を抜いたビンを、今度は逆さに立て、ビンの口の所に細い木を差し込んでローソクを立て、火をつける。安定が悪いので木の枝などで支える。

タイヤ 浜で打ち上げられた古タイヤやゴム類を見つけてくる。ウエットスーツの切れはしでもよい。それを燃やすとチョロチョロと長時間燃える。しかし発生するガスには注意する。




<海でのハンティング> まわりが海なら食料には困らない。魚、貝、海草など。その捕り方や料理方法を考えてみよう

釣り道具を作る
釣針 釣針がないと魚は釣れないので、自分で作らなければならない。古釘が落ちていれば岩の隙間に差し込み、石で叩いて適度に曲げて作ればいいが、見つからない時は枝分れになった木か動物の骨で作ろう。根気がいるが貝殻で細工してもいい。

釣糸 木の皮をはがして乾燥させ、そこから繊維を抜き取り、より合わせて糸を作るか草むらの草やつる草の茎をさいてみる。強そうな繊維を見つけて乾燥させ、石で叩いて柔らかくしてから、引っ張っても切れない強さによりあわせて作る。

エサ 魚のエサはタイドプールから捕ろう。逃げ遅れた小魚、カニ、貝類など豊富にあるはずだ。食料にもなる。他に白いビニールなどの切れハシでもよい。

ワナを仕掛ける
潮が満ちたときに浅瀬にスダテを作って、V字型に立てておく。潮が引くと中に入った魚は逃げられないので、簡単にすくえる。竹筒の中にエサを入れてウナギのいそうなところに沈めておく。このとき入り口を工夫して、一度入ったら出られないようにしてもよい。



[タコの捕り方]
タコは夜行性だから昼間は岩礁の岩穴の中に隠れて眠っている。普通、岩礁地で見かけるのはマダコだ。これを捕まえるのは薄暗い朝のうちがよい。食物となる貝やカニを探して活動している。マダコはエサを捕まえると岩穴に運んで食べる。カニのいそうな岩穴をのぞくと大抵タコがいる。タコは八本のうち二本は見張りの役目をするため岩穴の外にチョロリと出している。これは近くの水が動いたり、物がさわったりするとタコは眠りから覚め、逃げたり「スミ」を吐き出して煙幕を張ったりする。

タコの足をつかまえてとろうとしても、岩に吸いつたら離れない。そのうちにトカゲの尾のように足は切れてしまう。一番よいのは竹竿や棒で突いて捕る。軽く突いてやると八本の足をからめて竹竿に吸いついてくる。素早く竹竿を上げるとタコはくっついたまま水面に上がってくる。

壷の中にタコの大好物のカニなどを入れて夜沈めておくとタコは用心深いが、危険がないとわかると、その中に入って眠る。昼間その壷を上げると簡単にタコを捕ることが出来る。

[カニの捕り方]
カニは横に歩くから、カニがいそうな岩陰に網などを沈めておき、横から追うと横に逃げる。網の上にきたらサッと網を上げればよい。イソガニのように海岸の岩の割れ目にいるのは棒でつつくと飛び出してくるから、そこを網をかぶせても、網を沈めてすくい上げてもどちらでもよい。一番簡単なのはモリで突く。

浜カニのような砂の中に住んでいるのは、棒でつつくとますます奥へ入ってしまう。このようなカニを捕まえるときは、糸で輪を作り、カニの入っている穴につるすと、カニはこの輪をつかもうとするから、ハサミを輪にしめられて捕まえることができる。 この種類のカニは寄生虫を持っているものがいるので、食べるときはよく火を通す。



アワビを簡単にはがす法
アラメなどの海草のある岩場には必ずアワビがいる。これはアワビがそれらの海草を食べて生きているからだ。アワビは岩場にはりついていて、慣れないと岩と見分けが難しい。見つけても手では絶対にはがせないし万一手をはさまれると危険なので手は使わないこと。またアワビやサザエのいる所にはウツボが同居していることが多く、うっかり岩の間に手を入れるとガブリとくる。手袋をはめドライバーのようなものを、アワビと岩の間に差し込んで掘り起こせば簡単にとれる。

とったアワビは砂がついているから、身に塩をのせ、タワシやブラシでこすってよく洗う。大きなスプーンか竹を殻と身の間に差し込んでこじるとすぐはがれる。

海辺で作る干し物
たくさんとれた魚介類を長期間保存するにはそれらを乾燥させて干物にする。干物を作るコツは、できるだけ早く乾燥させることで、水分量を40%以下にする。水分量がそれ以下になると細菌類が繁殖しないから腐敗しにくい。干し物には素干し、煮干、塩干し、焼き干し、調味干しと5つの方法がある。

素干し
とれた魚介類をそのまま食塩などを加えないで、直接乾燥させる。乾燥に時間がかかるから、ハラワタや腹側の部分を取り除いて干す。

煮干
魚介類を一度煮てから乾燥させる。煮干イワシはカタクチイワシ、または小型のマイワシなどを3%の程度の食塩水で煮て乾燥させる。こうしてできた煮干は味噌汁などのダシによい。また油でいためて食べてもうまい。

その他貝柱、ホタテガイ、イタヤガイ、アワビなども見を取り出して一度よく煮たあと乾燥させて作れる。サメがとれたら、ヒレを切り取り、食塩水で煮て乾燥させておく。サメのヒレスープの材料が作れる。

塩干し
干し物のうちでもっとも一般的である。とれた魚を二枚か三枚におろし、食塩をふって乾燥させる。イワシ、サンマ、アジ、トビウオ、フグなどほとんどの魚から作れる。またボラの卵からカラスミを作ってみるのもおもしろい。

焼干し
一度焼いてから干す。とくに川魚、アユ、フナ、など焼干しにするとうまい。海の魚ならハゼ、アナゴ、タイなど。

調味干し
魚介類に調味液をつけて干す。これは自分好みの味が作れるから楽しい。醤油、砂糖、みりんを合わせて調味液を作り、みりん干しを作る。アジ、サバ、キス、サンマなどは頭部とハラワタを除き、腹開きにして背骨を除き、調味液につけて干す。日干ししたあと火であぶり、調味液をつけてもう一度干してもうまい干し物ができる。

蒸し焼料理
1.深さ30センチくらいの穴を掘る。
2.穴の底には木の葉を敷き、たき火でよく焼いた石を、木の枝などで作ったハサミではさんで、その上に入れる。
3.焼けた石の上に昆布などの海草を敷く。
4.その上に魚、肉、野菜などを並べて、上にもう一度海草を敷く。
5.焼石を入れて、木の葉を厚くかける。 紙があれば木の葉の上にのせてから砂をかけてもよい。2〜3時間ほどたってから掘ると、海草の蒸気でホカホカとした蒸し焼きが出来あがる。海草がないときは大きな葉をのせて、その上に水を少しかけるとよい。

魚の鮮度の見分け方
・肉は新鮮であればあるほど身がかたい。古くなると腹部が軟化する。
・目ににごりのないもの。
・エラに黒ずんだ血液の色があるのは鮮度が落ちている。
・透明感があるのは新鮮。古いものほど濁った色をしている。
・うろこに光沢のあるものほど新鮮。
・古い魚ほど生臭くなる。新鮮なものは磯の香りがする。

フグは料理しない
魚の中には食べると中毒を起こすものがある。フグ類に多く、とくに卵巣と肝臓が猛毒を持っている。中毒の症状がひどいと神経が麻痺して死んでしまうこともあるので素人は料理しないこと。えたいのしれない魚で、どうしても食べなくてはならないときは、致死量に達しないように少しずつ時間をあけてようすをみながら食べることだ。腹が痛くなったり、体に異常を感じたら毒がある証拠だからそれ以上食べてはいけない。

海藻を利用する
海藻は食用だけでなく、日常生活のいろいろな物に利用できる。

食用になる海藻
紅 藻 類: 浅草ノリ、テングサ、オゴノリ、トサカノリ
かっ藻類: モズク、マツモ、ハバノリ、ワカメ、ヒジキ、マ昆布、ミツイシ昆布
緑 藻 類: 一重グサ、青ノリ

その他使用できる海藻
寒天の材料: テングサ類、オゴノリ、イギス
薬用・虫下し: マクリ(カイニンソウ)、ハナヤナギ
洗 濯 の り: フノリ類(フクロフノリ、マフノリ、ハナフノリ)
壁上用のり: ツノマタ類、ギンナンソウ類
肥 料: アラメ、カジメ、昆布類

カンテンの作り方
1.マクサ(テングサ)と水を鍋などに入れてドロドロになるまでトロ火で煮る。
2.その煮汁をガーゼなどでこして、てきとうな容器に入れ、冷蔵庫で凍らせる。(自然界では冬期)
3.凍らせた物を溶かしてもどしたあと水だけ捨てる。それを乾燥させるとカンテンの出来上りだ。


生活 海でのハンティング 気象 方位を知る

<気 象>

等圧線
気圧の等しい地点を結んだ線を等圧線といい、地図の等高線にあたるもの。"ヘクトパスカル"ごとにひかれている。

高気圧
天気図の上で気圧が周辺部より高いところが高気圧、一気圧(1013hpa)より高いから高気圧というのではなく1000hpa以下の高気圧 もあるわけだ。風は高気圧の中心から外側に向かって、北半球では時計と同じ方向に吹き出し空気が発散する。それを補う空気は上空からくるので高気圧圏内では天気がよい。

低気圧
天気図上で気圧が周辺部より低いところを低気圧といっている。風は低気圧の中心から内側に向かって吹いている。北半球では時計の針とは逆の方向から吹きこんでいる。中心から上空に吹き上げるので雲ができ、雨を降らせる。


[前線とは]
地球上には、マイナス四十度の冷たい所やプラス四十度の暑い所がある。これら寒暖二つの空気が衝突する所は水と油のように混ざらず、さかいがある。これが前線だ。つまり前線とは気団の地面と交わる線のことだ。

◇温暖前線
暖かい空気と冷たい空気がぶつかるとき暖かい空気の上にはい上がって上層気流となって雲を作り雨を降らせる。

◇寒冷前線
寒気の勢力が強く、暖気の下にもぐり込んでしまう状態の前線。そのため暖気が急に持ち上げられ上層気流が激しくなる。積乱雲などができ、気象の急激な変化が起こりやすい。つまり、竜巻、突風、雷雨などが起こる。

◇停滞前線
温暖前線と寒冷前線が押し合っている状態。梅雨どきには多く現れる。

◇閉そく前線
動きの速い寒冷前線が動きの遅い温暖前線に追いついて、両者が重なってできる前線をいう。前線の近くでは天気が悪く、強い雨を降らせる。



雲で天気を予想する
<イワシ雲がでれば天気がよい>
青いキャンバスに白い絵の具をハケではいたような雲がうんと高いところにできたり、氷昌の集まった小さな鱗状の白い雲でイワシ雲とかウロコ雲とか呼ばれている雲が出るのは天気の安定した高気圧の中にいるときだから安心してよい。この雲が広がり、雲量が次第に増え始めるようだったら低気圧が接近中だ。

入道雲が出たら雷雨がくる>
真夏の午後、雲層がムクムク頭をもたげ見る見るうちに高く発達する雲がある。これを雄大積雲(入道雲)と呼び夏の象徴でもある。 この雲がさらに上層気流にのって発達し、一万メートルくらいの高さに達すると強い気流によってちぎれて絹雲になる。そうすると雷が鳴り出し、あたりが急に暗くなって、激しい雷雨となり、ときにひょうが降る。入道雲が出たらいち早く避難することだ。

<笠雲が出たら気をつける>
低気圧の前面に不連続線という温度の違う空気のさかいめが横切っており、しかもそこに山があってふもとから山頂に向けて強い風が吹き上げると、冷たくなった大気が山頂の風下側に雲を作る。山が笠をかぶったようになるのでこれを笠雲という。この雲の発生は天候の変化を告げているので、いち早く避難すること。

雲の動きから天候の変化を知る。
1.雲量がしだいに増えて厚くなるとき・・
2.太陽や月にカサがかかるとき・・
3.高さの違う雲が反対の方向に移動するとき・・
4.山に笠雲がかかるとき・・
このような雲の動きが見られるときは低気圧が接近中だ。

ウロコ雲   イワシ雲   入道雲
[役に立つ天気・気象のコトワザ 1]

剔セ陽や月にカサがかかれば天気は悪くなる
剏祉Jサの中に星が見えれば雨にならない
剪ゥ焼けは雨、夕焼けは晴
剪ゥ焼けすると風が吹く
剪ゥ虹は雨、夕虹は晴れ
剞ッが近く見えると雨が近い

剞ッがまたたくと風が強くなる
剞ッがちらつくと雨が近い
剋Rが近く見えれば雨
剋Rが青く見えるときは晴、白く見えるときは雨
剋Rに黒雲がかかれば雨



[役に立つ天気・気象のコトワザ 2]

剴剣翌ヘ天気悪く、西風は良くなる
剳x士山に笠がかかれば雨
刄激塔Y雲が出れば風が吹く
刮_足が速くなれば雨
刮_足がそろえば晴
刹が高ければ雨は降らない
剪ゥ曇りは晴れ、夕曇りは雨

凾ィぼろ月のあしたは雨
剪ゥ霧は晴、夕霧は雨
剿髢カが深ければ晴れる
剽汲ェ鳴ると梅雨があける
剞痰踏んでキュッキュッと音がすると寒くなる
剔嘯ェ早く消えるとその日は雨


<方 位 を 知 る> 陸上では方角が分からなくても重大なことではないが、海で漂流したときは生死にかかわる問題だ

太陽で方位を知る
太陽は朝、東から昇り西に沈むから太陽を見ただけで東西の位置はだいたいわかるが、腕時計があればより正確に方位を知ることができる。まず、時計の短針の先を正確に太陽の方向に向ける。そのときの時計の文字盤の12時と短針の作る角度の真ん中が南となる。あとは南の反対側が北だ。北の方向に向かって両手を広げ、左が西、右が東。右と東をまちがえないように。

夜、北極星を見つけたときも、北極星に向かって手を広げてみれば、東西がわかる。

北極星を見つけて方位を知る
夜、方角を知ろうとすれば、北極星を見つければ簡単だ。北極星を知るためには、北斗七星を見つける。北斗七星は文字どおり七つの星からなり、ヒシャクの形をしている。水をくむほうのはじめの二つを結んだ直線を上に五倍すればそこにある星が北極星だ。

この手がかりとなる北斗七星がいつでも見えるとは限らない。南のほうを航海していると水平線の下に隠れたり、雲で見えないときもある。そんなときどうするか?北斗七星の反対側にあるカシオペアというW字形の星座を見つける。この五つの星の両側の二つを結んだ点とまん中の星の間に線を作り、それを五倍延長すると北極星にぶつかる。

もうひとつの方法
では北斗七星もカシオペア座も見えないときどうするか・・・ヨットのようにマストがある船で説明する。マストに向かって、真後ろの船尾にすわり、一本の棒を持つ。動かないように固定してその棒とマストの先を通して銃の照準のように見たてて星を見る。数多い星の中から目立つのをひとつ定める。

ニ、三〇分経ってから同じ場所から同じ姿勢で同じ星を見ると、星は動いているはずだ。その星が上に動いていたらその方向は東、斜め左上に向かっていたら南東、左から右に移っていたら南、斜め左下に向かっていれば北西、下に向かっていれば西ということになる。このとき注意することは、船はあくまで同じ方向に一直線に走らなければいけない。陸の上だと簡単で、二本の棒さえあればできる。大小二本の棒を垂直に立ててみればよい。あとは さきの要領で知る。


カシオペア座   

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